【コラム】建物探訪 No.3

洛西支部 堀井 里見

 今回は滋賀県守山市にある佐川美術館の紹介です。とにかく美しい建物です。
 この美術館は竹中工務店の設計施工で、佐川急便創立40周年記念事業として1998年に開館しました。常設展示は、現SGホールディング会長の栗和田榮一氏のコレクションでもあった日本画家の平山郁夫と彫刻家の佐藤忠良の作品です。その後50周年記念事業として2007年に、十五代楽吉左衛門の陶芸作品を展示する楽吉左衛門館及びお茶室が敷地内に増設されました。入館料・お茶室見学料は少し高めに感じるかもしれませんが十分見応えがあります。
 アクセスは自動車で琵琶湖大橋を渡りさざなみ街道を右折し、右に琵琶湖湖岸の景色を眺めながら進むと広大なSGホールディング所有の球場やグランドのある保養所が現れます。その一角に佐川美術館があります。広々した景色で廻りには小浜内湖に通じる水路もあり、ゆったりとした気分になります。
 美術館の敷地は大部分が人工池になっており、建物が池に浮かんでいるように見え外周部を歩くとその美しさに息をのみます。
 十五代楽吉左衛門が監修されたお茶室は細部にわたってこだわりが見受けられ「守破離」の考え方が良く理解できます。納まりに驚いたり、波の反射光が建物内部を照らす様子にしばし見入ったりします。
 また楽吉左衛門館の地下2階のホールは琵琶湖の湖底にいるような雰囲気を体感できとても居心地が良いです。何度も訪れたくなる建物です。

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